ぶどうの木は、ひとが育つ・ひとを育てる・ひとと育ちあう。
そんな生き方を応援します!

2019年度保育テーマ

子どもの意欲×大人の働きかけという相互のかかわりを軸に

おもしろがりをとことん!

子ども自らの意欲・好奇心・関心から創造性を引き出す

子どもたち一人ひとりが「シアワセな未来を創るひと」になるためには、現在を最も良く生きることが重要です。そのための前提は、子どもたちが育ちの主人公として自己選択と自己決定を尊重されることです。そのうえで子どもの発達の道筋や連続性を踏まえ、長期的な視野を持ち、様々な遊びや経験を通して一人ひとりの発達を援助していくことが、私たちが考える「一人ひとりを大切にする子ども主体の保育」です。そして、自律が発達課題の過程にいる子どもや情緒的に支援が必要な養護のレベルから発達を最適なものにすることで、おもしろがりをとことん!という意欲にあふれた教育のレベルに支援することが私たちの役割です。


こうした養護と教育が一体となった保育の実践には、保育者等自身が日常のふれあいの中で、常に愛情をもって温かいまなざしで注目し関心をよせて受け入れ理解すること、必要に応じて勇気づけながら、手助け、協力、子どもからの信号に迅速な対応をすることで子どもたちの心の安心の基地になることが求められます。こうして「私」と「あなた」の個別の関係が心のよりどころとなることで、自己肯定感や基本的な信頼感を育むと同時に、子どもの中から主体的な意欲が引き出されていくのです。


そのために、私たちは、自らの感受性を高め、子どもを善く観ること・子どもの声と心を善く聴くこと・子どもの気持ちや心の内側にある動きを善く感じること・子どもの興味関心を引き出していくなどの私たちの主体的な働きかけが求められます。同時に、好ましくない言動や課題の肯定的意図を探り、望ましい方法に援助をすることを探求し続け考え抜く創意工夫と研鑽が求められます。


当然ですが、力の行使と制約、自由な行動の制限、罰と禁止を与える威圧的な管理や一方な指示・命令や感情的で威嚇的な言動で子どもの心を委縮させ、恐怖を与えるような管理的な保育はしてはならないと強く戒めたいと思います。子どもの主体を尊重した信頼と肯定の保育を実践するために、応答的で対話的な相互の関わり合いを大切にします。そのことを通して、子どもの責任と自立心に働きかけ、子ども自身の育ちと学びを促すために、なぜという問いを大事に、必要な情報や知識やスキルを与え、納得のいく説明をしていくことで、社会的な適応能力や認知能力を育むことになると信じています。
このようにわたしたち自身が子どもにとって重要な環境であることを認識し自覚して、指示・命令・決めつけなどをしないで裁かない保育、努力・工夫を認め、プロセス・行動に注目して勇気づけの保育や子ども自らが経験を通して、自ら育つことを尊重する見守る保育の3つの柱を実践していきます。


こうして、子どもたちの日常の保育や自由な活動の中で、内発的な自らの意欲 好奇心や関心に基づく遊びや学びを私たちが引き出していきます。子ども自らの意欲・好奇心や関心は、子どもたちのこうありたいという将来への夢や目標を描いていく想像力と創造力の源になります。そのためには、子どもたちの「おもしろがりをとことん!」を応答的・対話的な信頼と肯定のかかわりの中で堪能し、「おもしろがりをおもしろがる」保育を子どもの主体と大人の主体の掛け算で創っていきたいと思います。

ぶどうの木Inc. 堀 晴久

 

保育テーマのあゆみ

 

 一人ひとりを大切に子ども主体の保育
          ―自ら希望を切り拓き、ひとと共生し、社会に貢献するひとになる―

★平成30年度 保育テーマ  子どもの興味・関心からどばどばと湧きあがる
 『おもしろがりをおもしろがる』

こどもが自ら観て聴いて感じる多様な経験を通して
気づき・考え・学ぶ「私」になるために
共鳴する大人の存在が大切!

 

★平成29年度 保育テーマ  「みんなちがってみんないい」を起点にして
 『ごちゃまぜから バチバチ★ ドバドバ』     

子供たちの将来価値を見据えて、違いを包み込んで変化を面白がろう!

 

★平成28年度 保育テーマ  やってみよう!垣根を取り払い、混ぜ込めば、無限大の可能性

『ごちゃまぜからドバドバ』     
子どもひとり一人の生きる力を引き出すのは、しなやかにおもしろがるワクワク!

★平成27年度 保育テーマ  「しからない・せめない・まかせることで一人ひとりの子どもの自尊感情を育む」

そのために、『善く観る×善く聴く=共感と対話』を実践することを通してつねに自己の心を整え、ぶれないしなやかな“ひと”になろう!

★平成26年度 保育テーマ    「善く観る × 善く聴く = 共感と対話」 

子どもの成長の根と希望の種を育む“ひと”になろう!

★平成25年度 保育テーマ 『おもしろがるときめき×おもしろがるひらめきが響きあう』

かけがえのない今を生きる子どもたちとわくわくどきどきの未知の物語を創ろう!おもしろがることの積み重ねを通して、生きる喜びがわきます。
おもしろがることの経験を、昨日と今日を明日につなげていくことで、明日に対する期待が希望になります。
子どもを育てるとは、ひとり一人の子どものなかに生きる喜びと希望を育てることだと思います。そして、そこにはひとり一人のかけがえのない育ちの物語が生まれます。私たち保育者の仕事は、子どものなかにおもしろい物語を対話と共感を通して創ってくことです。そんな思いと願いを、平成25年の保育テーマに込めました。 

★平成24年度 保育テーマ 『Being with』

-子どもがひとに“なる”を芽吹かせる保育を目指して-
子どもは保育者に受けとめられている子とも通じて、この人と一緒だと自分らしくいられる(being with)という感覚に近いものを感じる。そこから、自分らしくあることが認められている気持ちになり、「なる」へ自ら向かう力を生み出し、保育者の期待する「なる」の姿に通じていくのです。

★平成23年度 保育テーマ 『ひとり一人の子どものこころの中に宝を探す』

子どもは一人前の人間として自己選択でき、物事を理解し、自分はできるという自己肯定感を持つひととして生きたいと求めています。「今」の子どもたちの求めに適切に応えていくことで、子どもたちの現在が充実し、未来に向けてありたい姿を明確に描いていく力を育んでいってほしいと願っています。 

★平成22年度 保育テーマ 『喜びの保育の展開-子どもの「!」や「?」に応答しよう・引き出そう-』

瞳を輝かせた子どもの発信する「おもしろそう」「どうして」「なんでだろう」という「!」や「?」を受信し応答する関係の中で、子どもの豊かな心の躍動に寄り添うことはとても大切なこと

★平成21年度 保育テーマ 『喜びを分かち合うーJoy-Joyのかかわりあい』

子どもが喜んでいることを保育者自身も一緒に喜んで、お互いが喜びの感情でいっぱいになる、そんな喜びと喜びの関わりあう保育を大切に。人とより良いコミュニケーションを持続させ、親密な人間関係を築いて、幸せを実感できるように生きて欲しいと願っています 

★平成20年度 保育テーマ 『子どもたちが瞳を輝かせるような面白い保育の展開』

子どもたち一人ひとりが、自分で考え、自分で判断して、自分で問題解決できる。そして、自分で責任を持つことができる、そんなひとに育って欲しいと願っています

★平成19年度 保育テーマ 『こころを開く、聴く、伝える』

私たち大人が素直にこころを開き、子どもの気持ちをこころで聴き、こころを込めて愛情や気持ちを伝える。受信力と共感をみがきます

★平成18年度 保育テーマ 『かけがえのない一人を大切に』

性格・個性・発達など一人ひとりみんな違う かけがえのない子供たち

★平成17年度 保育テーマ 『肯定的ストロークは魔法の粉』

自分は自分でいいという自己肯定感は成長の力