ぶどうの根っこ

シアワセな未来を創るひとを育てる

自ら希望を切り拓き
ひとと共生し
社会の役に立つ

令和3年度 保育テーマ 子どもの姿をとらえて自分づくりを支えるために 自ら輝く“育ち”ד育てる”大人の主体 寄り添うことと離れて見守るかかわり合いへ

安心感を支えるアタッチメントという言葉は何かというとアタッチすること、くっつくことです。ただし、いつでも誰かまわずくっつくことでなく、子どもがさまざまなに不安なとき、あるいは感情が崩れたときに、特定の大人にくっついて、もう大丈夫という安心感に浸ることがアタッチメントです。小さい子どもであれば、日に何回、何十回も見せる、ごくごく当たり前のことです。
しかし、そのごく当たり前のことが、私たち大人が頭で考える以上に、人間の一生涯にわたる心と体の健康やシアワセの形成にとって、とても大きな影響力をもっているのです。
アタッチメントの形成による安心感があるからこそ、関心興味を持ち好奇心を掻き立てられて、子どもたちはひと・モノこと・事象と出会い、行動を起こします。
安心があるから挑戦という行動を起こします。うまくできないことも失敗することもありでしょう。困難を感じてたじろぐこともあります。逆にうまくできたり、やり遂げたり、やったという気持ちを堪能することもあります。その時に特定の大人が受け止めて、不安や挫折をまるごと大丈夫だよと支えてくれることやできたことや成し遂げたこともいいねと頑張ったことを承認されることが動機になって、子どもは行動を繰り返していくのです。こうした行動を通した体験が連続して質・量とともに積みあがっていくことが経験です。次への挑戦へと連続して経験が循環していくことで着実にひととして育っていくのです。
初めてのことややったことがないこと、困難を想定できる未知なことに挑戦することには、興味関心を越える意欲やエネルギーがこころに湧いている必要があります。こうしたい、こうなりたいという目的意識をもって湧いてくるやってみようという意欲やエネルギーを支えているのは、自分はできるという自己肯定や自信です。失敗したらやり直せばいい、出来なければできるまで努力すればいいという大人の温かい支援と安心感を与える見守りの姿勢が、さらに安心と挑戦という循環を通した子どもの育ちのバックアップになります。
子どもたちは大人との質の高い応答的な関係性をベースに、過去・現在・未来という連続した時間軸の中でより良い経験を積み重ねて、連続した育ちのプロセスを経て、人格を形成していきます。
こうした安心と挑戦の循環のスパイラルが、自ら育つ主体性が育まれ、「シアワセな未来を創るひと」としての土台を築いていくと信じています。

令和5年度 保育テーマ
子どもたちの自ら育つ力は安心感の輪から育まれる!
安心の基盤をつくるのは、私たちの「敏感に応じる力」
令和4年度 保育テーマ
「子どもの姿」を捉えるために、「観る」目と「聴く」耳を磨こう!
子どもたちが自ら育つために、子ども理解を深めるために
令和3年度 保育テーマ
子どもの姿をとらえて自分づくりを支えるために
自ら輝く“育ち”ד育てる”大人の主体
寄り添うことと離れて見守るかかわり合いへ
令和2年度 保育テーマ
子どもの自分づくりの育ちを支えるために
“自ら育つ”を信じて待つ!
自己と他者を信頼して賢く生きるひとになる
令和元年(平成31年)度 保育テーマ
子どもの意欲×大人の働きかけという相互のかかわりを軸に
おもしろがりをとことん!
子ども自らの意欲・好奇心・関心から創造性を引き出す!
平成30年度 保育テーマ
子どもの興味・関心からどばどばと『おもしろがりをおもしろがる』
子どもが自ら観て聴いて感じる多様な経験を通して気づき・考え・学ぶ「私」になるために共鳴する大人の存在が大切!
平成29年度 保育テーマ
「みんなちがってみんないい」を起点にして
 『ごちゃまぜから バチバチ★ ドバドバ』
子どもたちの将来価値を見据えて、違いを包み込んで変化を面白がろう!
平成28年度 保育テーマ
やってみよう!垣根を取り払い、混ぜ込めば、無限大の可能性
『ごちゃまぜからドバドバ』
子どもひとり一人の生きる力を引き出すのは、しなやかにおもしろがるワクワク!
平成27年度 保育テーマ
「しからない・せめない・まかせることで一人ひとりの子どもの自尊感情を育む」
『善く観る×善く聴く=共感と対話』を実践することを通してつねに自己の心を整え、ぶれないしなやかな“ひと”になろう!
平成26年度 保育テーマ
「善く観る × 善く聴く = 共感と対話」
子どもの成長の根と希望の種を育む“ひと”になろう!
平成25年度 保育テーマ
『おもしろがるときめき×おもしろがるひらめきが響きあう』
かけがえのない今を生きる子どもたちとわくわくどきどきの未知の物語を創ろう!おもしろがることの積み重ねを通して、生きる喜びがわきます。
おもしろがることの経験を、昨日と今日を明日につなげていくことで、明日に対する期待が希望になります。
子どもを育てるとは、ひとり一人の子どものなかに生きる喜びと希望を育てることだと思います。そして、そこにはひとり一人のかけがえのない育ちの物語が生まれます。私たち保育者の仕事は、子どものなかにおもしろい物語を対話と共感を通して創ってくことです。そんな思いと願いを、平成25年の保育テーマに込めました。
平成24年度 保育テーマ
『Being with』
-子どもがひとに“なる”を芽吹かせる保育を目指して-
子どもは保育者に受けとめられている子とも通じて、この人と一緒だと自分らしくいられる(being with)という感覚に近いものを感じる。そこから、自分らしくあることが認められている気持ちになり、「なる」へ自ら向かう力を生み出し、保育者の期待する「なる」の姿に通じていくのです。
平成23年度 保育テーマ
『ひとり一人の子どものこころの中に宝を探す』
子どもは一人前の人間として自己選択でき、物事を理解し、自分はできるという自己肯定感を持つひととして生きたいと求めています。「今」の子どもたちの求めに適切に応えていくことで、子どもたちの現在が充実し、未来に向けてありたい姿を明確に描いていく力を育んでいってほしいと願っています。
平成22年度 保育テーマ
『喜びの保育の展開-子どもの「!」や「?」に応答しよう・引き出そう-』
瞳を輝かせた子どもの発信する「おもしろそう」「どうして」「なんでだろう」という「!」や「?」を受信し応答する関係の中で、子どもの豊かな心の躍動に寄り添うことはとても大切なこと。
平成21年度 保育テーマ
『喜びを分かち合うーJoy-Joyのかかわりあい』
子どもが喜んでいることを保育者自身も一緒に喜んで、お互いが喜びの感情でいっぱいになる、そんな喜びと喜びの関わりあう保育を大切に。人とより良いコミュニケーションを持続させ、親密な人間関係を築いて、幸せを実感できるように生きて欲しいと願っています。
平成20年度 保育テーマ
『子どもたちが瞳を輝かせるような面白い保育の展開』
子どもたち一人ひとりが、自分で考え、自分で判断して、自分で問題解決できる。そして、自分で責任を持つことができる、そんなひとに育って欲しいと願っています。
平成19年度 保育テーマ
『こころを開く、聴く、伝える』
私たち大人が素直にこころを開き、子どもの気持ちをこころで聴き、こころを込めて愛情や気持ちを伝える。受信力と共感をみがきます。
平成18年度 保育テーマ
『かけがえのない一人を大切に』
性格・個性・発達など一人ひとりみんな違う、かけがえのない子供たち。
平成17年度保育テーマ
『肯定的ストロークは魔法の粉』
自分は自分でいいという自己肯定感は成長の力。
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